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2018.07.31

夢の先に【第十話~第十二話】

CategoryLAYMEE

第一話~第三話はこちら

第四話~第六話はこちら

第七話~第九話はこちら

 

 

 

■第十話

 

 

僕のギターマニアぶりは更に熱を帯びていた。

 

 

付け加えておくがこの時点で僕はギターを全く弾くことが出来ない。

 

 

ほんの少しだけ専門的だが、例えばアコースティックギターは、

その色合いだけでブラックやレッド、ナチュラルに加え、サンバーストやタバコサンバースト、チェリーサンバーストなどが存在し、

そのどれもが魅力的な色なのだ。

加えて、製造年代やモデルチェンジ、有名アーティストがどのモデルを使っているなど諸条件が多いので、物が好きな僕は格好のお客様である。

 

 

 

写真を見ているだけでうっとりしてしまうのに実物を手にしたらどうなることやら。

 

 

最近、シェアリングが流行っているが、僕は所有することに拘りを持っている。

 

 

なんでも、所有する事には自己承認欲求が満たされるというメリットがあるらしく、それとは別で、例えばレンタルで、欲しかったものを一時的に手に入れると自己実現欲求が満たされるらしい。

 

 

僕は自己承認欲求がひどく強い。

 

 

当時の住まいは中目黒だったが、自宅から徒歩5分の所に、主にGIBSON専門のエレキギターを扱っているお店を見付けた。

 

 

地下1階のお店は一見様には少し入りづらい。

 

 

勇気をもって門戸を叩くと、そこにはGIBSONの名機が並んでいた。

 

 

接客重視ではなく、自由に見てくれというお店のスタンスも僕と合った。

 

 

手に取ると、「どうぞ!(弾いてくださいね)」と言われそうだったので

眺めるだけにした。

 

 

 

広い店内を1周回り、2周目に突入。

 

 

気になった赤のES-335を集中して見る為だ。

 

 

ES-335は1964年に大きなモデルチェンジをしたのだが、こいつは1965年製。

 

 

ニューバージョンかと思いきや新旧のディテールが混在したレアな1本、状態も最高だった。

 

 

はじめて店員を呼び、壁に掛けられた名機を手にする。

 

 

木目の際立った奥深いレッド。

 

 

高まった興奮は抑えきれず、僕はこう言った。

 

 

「コレください。」

 

 

値段840,000円

 

 

あっけない買い物だったが、それまでの人生で金額は1番大きかった。

 

 

 

 

初代LG-1( 175,000円)に加え、

ES-335(840,000円)、

更に

GIBSON のアコギB-25(250,000円)

外出先でもギター練習が出来る、

MartinのBACKPACKER(42,000円)

も買い足した。

 

 

完璧だ!

 

 

が、僕はギターを弾けない。

 

(つづく)

 

 

■第十一話

 

 

20畳くらいの部屋は人でごった返していた。

 

 

入りきらない靴は玄関の外まで並べられ、マンションの一室とは思えないどんちゃん騒ぎ。

 

 

僕は年に2回、忘年会か新年会の時と、お花見の時にホームパーティを開いていた。

 

 

桜が飾られた部屋は窮屈になり、テラスや廊下にまで人が膨らんでいた。

 

 

どれもクラスで1番目立っていたであろう友達たちは話が上手で終始爆笑に包まれていた。

男女ゲイ、下は4歳から上は64歳、タレント、モデル、証券ディーラー、職業も千差万別、我が家は人種の坩堝と化していた。

 

 

 

新宿2丁目から僕たちのバンドを発信することが出来ないか、という考えから広がった僕の大事なゲイフレンズ。

タイで時間を共にしたゲンちゃん、ゴウちゃんに加え、ヒデちゃん、シーちゃん、アキラさんもノンケの僕と友達になってくれた。

バンドメンバーをはじめ僕のノンケの友達も、彼らの魅力に惹き付けられコミュニティは大きなものとなっていった。

 

(つづく)

 

 

■第十二話

 

 

年末年始のタイでは夕刻以降、カオサンロードで過ごすことが多かった。

 

 

世界中から集まる陽気なバックパッカーに加え、ハッピーニューイヤーのフワフワした空気がストリートを支配していた。

 

 

遠くの方で開催されているライブパフォーマンスの歌声に英語やスペイン語の会話、トゥクトゥクのエンジン音が重なる。

 

 

大きな声で話さないと真横にいる友達とも会話が出来ない。

 

 

そんな状況の中、奇跡的に僕たちのいるお店のBGMが耳に入って来た。

 

 

タラララン♪タラン♪タラ~ララ~♪タラ~♪タラ~♪ラ ラ~ラ~ラ~ラ~ ラン タラ~タラ~ラ~ラ~ラ~ラ~♪

 

 

というはじまりの曲で非常にキャッチー。

 

 

コレダッ!

 

 

店員にそのアーティストの名前を確認した。

 

 

Palmy(パーミー)。

 

 

この後知ったがタイではかなり有名なアーティストで、タイ人とオーストラリア人のハーフの女性だ。

 

 

次の日、すぐに街中のCDショップに行き彼女のCDを2枚手に入れたのだった。

 

(つづく)

 

 

 

今回はスウィーツ。

 

銀座をウォーキング途中に休憩に入ったお店。

 

メニューはこんなだ。

 

ブレンド1杯650円、た、高すぎる。

 

が大人な多久和は大好物パフェを食べつつお金を節約する為

少しお得な大人のコーヒーパフェセットを頼んだ。

 

じゃんっ

 

酸味が効いて美味しかったが、その値段の高さは銀座の地価も入っているか、、、

 

そしてウォーキングで消費したカロリーをずいぶんと上回るくらい新たにエネルギーを摂取したのである。

 

 

TAKUログ 3.25

銀座 和蘭堂

東京都中央区銀座7-3-13

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