Autumn Collection 2026 AfterWords

Autumn Collection 2026 AfterWords

映画愛をクリエーションの軸に、
ブランドの得意とするロックスタイルへ
シネマティックなエッセンスを散りばめた
今季のコレクション
オータムシーズンシーズンへの憧憬を
ブランドスタッフが語る。


■Collection Note & Favorite Photo
今回のコレクションは、"映画のワンシーンのような生き方をしたい"という思いのもと、ハリウッドでデザインをすることにした。スタジオツアーに参加したり、古い映画館の作りを見に行ったりと、スクリーンの外側からインスピレーションを受けた。
デザイナーはよく煌びやかな存在に見られがちだが、結局は裏方のような存在であり、メインとなるものは僕が作り出す洋服たちだ。布でできている洋服そのものには感情は存在しない。それでも僕はデザイナーとして常に思っていることがある。
"洋服をただの布で終わらせたくない"
そんな気持ちが、僕が作るアイテムには伝わっている気がしている。感情がないはずの洋服たちだが、それぞれユニークなパーソナリティがあり自分の存在意義をアピールしているように見える。
世の中に数多く存在するファッションアイテムの中でglambを選んでくれている方々なら、僕が意味することを理解しているのではないだろうか? 1年間で約400型ほどデザインするのはとてつもなく大変なことであり、苦難の道でもある。しかし今回のコレクションのインスピレーション探し、デザイン、グラフィック、サンプル作成、撮影、展示会の全ての段階で過去一と言っていいほど、楽しみながら仕事をすることが出来た。
頭の中で想像したものを絵型にして、それを業者に伝えたり、上がってきたサンプルを撮影、動画編集している間もずっとワクワクしていた。

自分が生きた人生をひとつの映画にして、いつか天国に行く時にそれを見ることが出来たなら、どんな映画を作りたいだろうか? その上映会のようなものをポップに表現したのが今回の表紙になっている。ノベルティとして用意したポップコーンの袋と3Dに見えるグラフィックが載ったTシャツと3D眼鏡。
その袋をから飛び散るポップコーンは弊社高階の娘ちゃんが作ったものだ。それをロケスタッフ総出でタイミングよく投げている。そんな地道な作業を拒まないglambというブランドが僕は大好きだ。
今回のコレクションは洋服の概念を超えたものを作れたと思っているし、デザイナーとして15年ほど経つ今でも自分をアップグレードし続けていられることに感謝している。



■Favorite Item
GB0326/JKT01
Flower Peace Jacket
ハリウッドからの帰り道、元海軍のUberドライバーに世界情勢について語られた。日本の行く先が震えるほど怖くなり、平和について深く考えるようになった。
あとどのくらい、爆弾を落とせば世界は安心して暮らせるのだろうか? 幼いころに学校で学んだ平和とは偽りだったのだろうか? 映画・火垂るの墓を見た時の恐怖はいまだに忘れていない。
僕が今、これを語っていても平和についての意見は賛否両論あるだろう。もしかしたら、平和の思考について語ることすらもタブーになる時代が来るのかもしれない。そんなことを思いながら、僕に出来ることは何か考えてみた。
ジョン・レノンは平和を願う歌,"Imagine"を歌った。僕は平和を願う洋服を作った。今の僕が出来る精いっぱいのアンサーだった。花を挿すことが出来るジャケットだ。
"FLOWERS FOR PEACE / 平和には花束を"
いずれ果てるこの人生、大切に生きようと思っている。
TK Instagram



■Collection Note
ブランドのルックブックが、今季でついに80号を数える。年4回のリリースの積み重ねで、丸20年という節目だ。

この記念すべきシーズンのカバーを飾るのは、中目黒のマンションの一室からはじまったブランドの原点を知る、金子ノブアキさん。ファッション誌が隆盛を極めていた10年ほど前、各紙で組まれていた「glamb×金子ノブアキ」の特集。今回はその当時のアイテムを金子さん監修のもとリバイバルし、ロケ地にはカタログ1号を撮影した場所をセレクトしてフォトセッションを行った。
メインビジュアルとなったブラウンのレザーダウンジャケットは、あらゆる雑誌に掲載があったし、雑誌Cool Transの漫画にも取り上げられたほどの歴史あるアイテムだ。

現場のワンカット目、金子さんから「glambといえばやっぱりこの感じだよね」という言葉をもらい、現場は大いに盛り上がった。当時と今のハイブリッドな空気感を写すことができたと思う。

ブランドが進むべき道に迷ったとき、いつも思い出すことがある。
「仲間が作った想いをのせた服を着て、それに背中を押してもらってステージに立っている」という金子さんの言葉だ。
何かに立ち向かう人たちの背中を押すブランドでありたい――。それが僕らの大事な指針になっている。

ブランドがこれまでに積み上げてきた歴史、関係性は、決して買うことのできない揺るぎない財産だと、改めて強く実感したシーズンだった。NEVER NEVER NEVER QUITのマインドで、これからも進み続けます。 

■Favorite Item & Favorite Photo
GB0326/SH03
Nightfall Flower Shirt


千葉・銚子の屏風ヶ浦周辺で、半日ほどイメージビジュアルの撮影を行った。近くに海外旧車を扱う店があり、ブランドの概要や撮影のイメージを説明をして「おすすめの劇用車はないか」と尋ねたところ、ダッジ ダートがあるという。
偶然にもそれは、カート・コバーンが唯一所持していた象徴的な車両と同型で、錆び具合などのヴィンテージ感も完璧だった。引き寄せられたかのように、まさに僕らにうってつけの車両だった。
その現場で撮られたのが、この写真だ。インナーに合わせた花柄のシャツが、ムードを出すのに最高のアクセントになっている。

 


■Collection Note
今季は復刻ラインのChronicle Collectionを含めて120型ほどの大きなコレクションとなりました。展示会では接客をしていても数アイテムに集中することが多いのですが、今季は受注結果がばらけていて選び甲斐のあるシーズンだったのはと感じています。受注締め切りは今週末、私とYukkoは岐阜ARTIFに参加します。東海の方、お待ちしております。

■Favorite Item
GB0326/CH01
Signature Leather Down Jacket 

このジャケットが登場した2009年Winter Collectionが私がはじめて携わったglambのコレクションでした。当時のアイテムを今季は金子ノブアキさんと復刻して撮影。金子さんには雑誌の企画で2010年代以降何度も撮影をご一緒する機会をいただいていました。今回の撮影、15年ほどの時が流れていながら洋服は当時のまま、金子さんの見せる表情もそのまま、時が経ってもトレンドが移り変わっても変わらないものについて気づかされるシーズンでした。

■Favorite Photo

天然素材は呼吸すると言いますが、このジャケットは昨年に発表された同素材のものを持っていてその特徴を実感済み。体が暖まってくると自然に熱を逃がしてくれるようで室内でも着ていられます。新幹線とか、自動車とか、移動の時に特に実感します。室内で着ているこのイメージカットを見ていると、このジャケットの着心地を思い出します。


■Collection Note
誰しも自分の人生は特別なもので映画に比するのは当たり前のことだけど、一つ一つの言動に対して「映画の主人公だったらこうするかな?」と問いかけた時に首を縦に振れることってそんなには無いのが現実だ。人を助けられないし、しょーもないことばかりしているし。
今季のアイテムには自分が映画の主人公になれるような、気分を上げてくれるデザインが隅々にまで込められている。ぜひアイテムを手に取って、最高にかっこいい自分になりましょう。

■Favorite Item
GB0326/AC12 
Western Charm Belt

ギターのストラップみたいだなというのが第一印象。重厚なバックルがヘヴィメタル的なエネルギッシュかつカオスな世界観で、唯一無二の存在感をもたらしてくれます。それに加えて、素材は世界的に品質を称えられる栃木レザー。国内生産のクラフトマンシップある仕上がりは身につける喜びがいっそう高まります。

■Favorite Photo

映画に出てくる部屋ってなんだか散らかっていることが多いが、この写真はその雰囲気がとても良く出ている。Coffee and Film T-shirtのグラフィックと相まって映画のポスターみたいな仕上がりだ。今季のルックは映画館ロケを敢行したり、ノベルティのポップコーンを模したアイテムを見せたりしているけれど、そのどれよりも"映画っぽく"出来ていると思います。



■Collection Note
今回の撮影は様々なチャレンジの連続だった。いつもと何が違うかというと一番は動画作りを本格的に始めたことだろう。この編集者後記を読んでくれている方はもう観た方がほとんどだと思うが、是非glambのインスタグラムに飛んで観て頂きたい。
個人の感覚としては「見る」ではなく「観る」です。超短編映画のような仕上がりになっているので観ていない方は是非。もう一つ補足するなら、glambの撮影はモデルからもかなり過酷だが一番楽しいと言っていただけることが多い。その撮影の裏側も動画として公開しているので、業界関係者の方々も是非注目して頂きたい。
glambの洋服を世界中にいるお客様に届けるために、僕たちの撮影の裏側を知ってもらって、より自信をもってイカした洋服を着て頂けたら幸いです。

■Favorite Item
GB0326/CS17
Silver Screen Girl T-Shirt

オントレンドのトリムカットソーに今回のテーマに因んだグラフィックを描かせていただきました。ピンナップガールの周りには、ハリウッドの街並みをパッチ風に落とし込んで、ポップ過ぎない塩梅でストリートライクに落とし込んでいます。
生地も縫製もMADE IN JAPANで仕上げ、更に洗い加工によるこなれた風合いも相まって最高の一着となっています。ハリウッドに因んでチケットタグも配されたこちらを是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。

■Favorite Photo


ヴィンテージライクなスカジャンを主役に、ルーズなカーゴパンツで重厚感を加えたストリートスタイル。インナーのグラフィックTが抜け感を演出し、サングラスやブーツで無骨なロックテイストが強調されています。
火花と煙に包まれた荒廃的な空間とも調和されて、退廃美と男らしさを感じさせるコーディネートはglambファンの皆様に是非挑戦して頂きたいスタイリングとなっています。



■Collection Note
今季は「人生が終わるときそれを映画として見られるならどんな終わりにしたいか」というメッセージのテーマだったので、それに伴い展示会やら自分のスタイルやらに向き合ってみた。僕は人間大好き男なので、人に揉まれて経験に揉まれてその分関わった人を大切にして大人になっていきたい、と思っている。そんな僕の理想は、人生を真っ白の状態でスタートしたとき、隙間なく色や思い出が詰まった、「あぁ色々あったけどなんだかんだめっちゃ最高な人生だったな」って終わりを迎えたい、と思っている。
だから、いつもコレクションごとに変えているネイルは装飾品びっしりのギャルもおどろきゴテゴテネイルにした。展示会のドリンクメニューは映画館仕様にし、オリジナルカクテルは白のウォッカカクテルをベースに、赤いザクロのシロップを底に落とすことで、飲み始めと飲み終わりで色も味も変化するような作りにした。コレクションテーマはデザイナーのTKがいつも発案だが、それを受けた僕らのメッセージも乗せてローンチしている、そしてそれを見たお客様一人ひとりがさらに思いを乗せていく。そうやってこれからも進んでいきたい。あなたの人生が終わるとき、僕らの服がワードローブとして残っていますように。

■Favorite Item
GB0326/KNT03
Zip Rib Knit

ライダースのディテールをニットに落とし込んだ1枚だ。展示会でもトップクラスに好評で、特に袖をオープンしてフレアのように広がったスタイルが上品アダルトでとても良い。
インナーとして使ってもさりげなく胸のジップがちらっと見えるし、一見プレーンだけど、着れば着るほどはまっていくアイテムであること間違いなしだ。シルバーアクセとも相性がいいし、今週のインナーアイテムに迷っているならぜひ手に取ってみて欲しいです。

■Favorite Photo

コレクションのロケは2回帯同したことがある。その時に感動するのが、モデルのアクティブな動きだけど服の撮影として物をよく見せてくれるポージング、撮影チームの1秒も動きを見逃さんとする魂、そしてコーディネーターによるコレクションテーマを反映させたロケ選びが一体になった、カタログがそのまま飛び出しているような空間だ。そんな動とは対照的に、静の見せ方で思わず魅入ってしまったのがこの写真。手前味噌ながらすごいかっこいいチームに自分もいるんだなと純粋に思った。復刻のアイテムに対して、今のglambが本気で向き合った結果がこの1枚に表れているんじゃないだろうか。



■Collection Note
みなさんglambのAutumn Collection 2026 “DIRECTOR OF LIFE”ご覧いただけたでしょうか??
私が初めて編集者後記を書いてから一年が経ちました。まだまだ半人前ですが、、、笑
映画では俳優が色んな役になり演技しますが、glambでは社員が1人何役も演じることが多々あります。私の役名も、入社当時はWeb Promotionだけでしたが、今ではPhotographyのところにも名前を連ねてもらえるようになりました!
これからも役名を増やせるように精進しながら、自分自身の人生という映画をもっと面白くしていきたいなぁと思います!
私の映画のタイトルは何にしましょうか。。。"DO OR DIE"という令和では聞き慣れない熱血タイトルにしましょうかね。。。笑

■Favorite Item
GB0326/CP01
Cinematic Spin Logo Cap

このパッケージ、すごく可愛いですよね。一目惚れしました。ご購入いただいた際は、ぜひそーっと開封して、中に何か入れてお部屋に飾っていただきたいですね! 私は色んなチケットを入れるつもりです!
キャップ一つで、おしゃれさってぐっと増しますよね。私はGreenがとてもおすすめです!どんな季節にも自然に馴染んで、ちょうど良いおしゃれを提供してくれます!
ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか!

■Favorite Photo

私はこちらの一枚を選びました! 車とモデル以外が真っ暗な空間になっていて、「これから何か始まりそうだな、、、」とワクワクが掻き立てられますね。
最近は映画を1.5倍速で見てしまうことも多く、"味わい"を感じる時間が少なくなってきている気がします。ですが、この写真は私の欠落している"味わい"を取り戻してくれました。
glambの写真やアパレルには、人に深みを与えてくれるものが多いのではないかなと思います。ただ着るだけの洋服ではなく、物語を洋服にトッピングしている。そんな感覚です。ぜひ、その味わいを感じていただけたら幸いです。