RK Japan Camera Hunter x glamb

RK Japan Camera Hunter x glamb

数ミリの厚さの革に、どこまでも深い色を

glambがレザー作りにおいて追求するのは素材の色。
研究を重ねた鞣し、そして時を惜しまぬ染め。
ハサミを入れれば裂けてしまう、愛すべき生地の中に果てしない世界を。

Collection Feature Article

セミベジタブルタンニン鞣し

工場に届いたばかりのレザーは右の写真のように真っ新な色合い。職人はレザーの状態を確認すると、原産国で既に鞣しが施された革を樽に収め、再び鞣し剤を投入します。既に防腐処理の済んだ革をなぜさらに鞣すのか。その理由に、glambの革作りに対するこだわりが込められています。

Inspection

洗い

現代において革の鞣しの方法はタンニン鞣しとクロム鞣しの二種が主流。植物由来の成分を用いたタンニン鞣しのレザーは風合いや経年変化のポテンシャルに優れますが、仕上がりが非常に固く洋服に使用することは不可能。クロム鞣しは衣料品に仕立てても十分な柔らかさを持ちますが、風合いにおいてはタンニン鞣しに譲ります。
glambのレザーはクロムでしなやかに鞣した後、タンニンを用いて再鞣し。さらには染色の際にもミモザ由来のタンニンを混ぜることで素材本来のポテンシャルを最大限に高めるのです。

Collection Feature Article

芯通し染が叶える
素材本来の色

乾燥させたパッチで染まり具合を確認。既にレザーは真っ黒に染め上げられたかのように見えますが、職人は一度樽の水分を抜くと、再び染料を加えて樽を稼働させます。

Sewing

水切り・伸ばし

ドラムでの染色時に革に入り込んだ水分をローラー式の機械を通すことで絞りだしていく。職人が手作業で装置を扱い、ここまでの工程で縮んでいる革を伸ばして元の大きさに。 
Inspection

乾燥

外気で乾燥させながら革を寝かせ、染料や加脂剤を定着させていく。期間は気候やレザーの状態によって調整するが、数日間は吊るしたままで熟成させるように乾かしていく。

Collection Feature Article

ひとつまみの砂糖を加えて

革に最終的な質感を乗せるべく使用するのは上の写真にあるスプレーマシン。ですが、この段階で加えられる着色はごくわずかなもの。下染めが十分でない革は、後から染料でテクスチャも含めて塗り潰さない限りはチャコールグレーがかった色になってしまいますが、glambのレザーは芯通し染めにより漆黒の仕上がり。料理の仕上げに誰も気づかないひとつまみの砂糖を加えるように、装置でフィニッシュを行います。

塗装を終えたレザーは出荷前の最後の工程となるプレスへ。厚みのあるレザーは波打ったままだと縫製の妨げとなるため、熟練の職人が1枚1枚プレスマシンを通して端に至るまで丁寧に伸ばしていきます。

ここから先は既に公開中となっている“LEATHER CRAFT vol.1”をご覧の方はご存知のはず。縫製工場で裁断、縫製、そして加工を施され、皆さんの住む街へと旅立っていくのです。

glamb

2003年、“Grunge for Luxury”をコンセプトにデザイナー古谷完によって設立される。以後、グランジロックスタイルを基調としながら、ストリート、モード、ワークなど、様々なスタイルを融合したデザインワークで国内シーンを牽引。ミュージシャンやタレントにも多くの愛好家を持つ。

glamb内観